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OMF・テント村設営 ~顔が見えるボランティアを~

ネクストリンクスでは毎年『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』のテント村の設営にボランティアで参加しています。
今回はその様子をお伝えします。
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■テント村とは
毎年、松本市で開催される『セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)』のチケットの購入のため、松本市総合体育館前にチケットを求める人達が集り設営されます。 常連客を中心とした有志で作られた「世話人」がテント村の運営をしており、購入者がスムーズにチケットの購入できるよう支援しています。 このテント村はOMF開催時の恒例の風物詩ともなっており、毎年300名近い熱心なファンが並ぶそうです。

■テント村の「村長」
テント村は有志による「世話人」の皆さんによって運営されています。 テント村に並ぶ人たちが周囲や周辺にご迷惑をお掛けしないように―という想いで作られた自主的な集まりで、 不正防止の点呼、整理券の配布等を行いチケットの購入の順番を保っています。
このテント村には「村長さん」がいらっしゃいます。
OMFの前身「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の頃からチケットの購入待ちの行列はありましたが、それを仕切る団体は無く順番待ちが大変な状況だったそうです。 そんな中、有志の中から待ち行列を取り仕切る「村長さん」が現れ、村長と有志を中心に順番待ちの為にレンガを置く、点呼、整理券の配布という運用が始まりました。
現在の「村長さん」は三代目だそうです。
あくまで有志の集まりの為、法的な拘束力やイベント主催者としての権限などは一切持たないため苦労も多く、テント村に並ぶ皆さんの良識に支えられる面も多いそうです。
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▲順番待ち用にレンガを並べます

■顔が見えるボランティアを
ネクストリンクスには「情報技術や会社・従業員の社会活動への参加を通じ、地域の発展、豊かな社会づくりに貢献します。」という想いがあります。
昨年の熊本の地震の際には現地に社員を派遣し、ボランティア活動に参加させて頂きました。
これは物資を送ったり、募金をするよりも《身体》で現地に行って、現地の皆さんが「これをして欲しい」と望んでいる事をお手伝いする方がいい。
『顔が見えるボランティア活動を―。』という想いからです。
テント村設営のボランティアもこの想いを基に、「(ボランティアを)やってあげる」という姿勢ではなく
『素朴なボランティア活動を通じて自らも世界的な音楽を楽しむ』をテーマにテント村の設営に携わっています。
社員、自らもテントを張って前夜祭は遠方から来られた皆さんと懇親を図る―。人との繋がりを築くという所も大切なテーマの一つです。

■アナログとデジタルの融合
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ネクストリンクスは2013年からテント村のお手伝いに参加しています。
テント村設営のボランティアでは、順番待ちのスペースの確保、不正防止の点呼、整理券の配布、当日の整列、チケット販売所への誘導、テント村の設置、撤収のお手伝いなどをやらせて頂いています。
参加者に配布する資料、掲示物など印刷物の作成もネクストリンクスがやらせて頂いています。(写真はその一部)
テント村を立ち上げた当初のメンバーの中にはワープロでの文書作成、印刷を得意とされる方がいなかった為、 当初は参加者に対する説明は口頭が多く、掲示物、資料なども手書きが多かったそうです。

ネクストリンクスではテント村運営のための情報の整理、資料の作成、配布物、掲示物の印刷などをお手伝いさせていただいています。
テント村のメンバーからは「非常に助かる!!」とありがたいお言葉も頂戴しています。

こちらの写真はネクストリンクスで毎年作成している内部資料です。 翌年以降、新規に参加するメンバーがスムーズにボランティア活動を出来るように毎年作成しています。
ワープロで20数ページの資料で、ボランティア活動の内容を写真や当日の天気や気温、担当者の感想、意見等を中心に時系列にまとめてあります。
資料には「前夜祭」の様子も残されていました。以下その抜粋です。
前夜祭です。
  • ○○さんと友人になって昨年から飲み会仲間になった愛知県の「□□さん」ご夫妻。いろいろと差し入れてくれる。今年はチケット購入後にワインをプレゼントしていってくれた。
  • 今年も広島の方や○○さんを含めて大盛り上がりですね。
  • 飲み過ぎて怪我をしないように・・・ > ○○さん
  • 寒かった! やはり来年はロック用の氷だけでなく、お湯割りにするお湯も持ってこよう!!
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▲毎年作成される内部資料
―と、テント村を通じての交流の様子や、テント村とそのお手伝いを楽しもうとする様子が覗える資料になっています。
夜は冷え込むのでお湯割りは重要なアイテムのようですね(笑)

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「ネットでの購入が増え、テント村に並ぶ人の数は減ったが、自分で買う満足感や仲間を見つける楽しさがある場所。」 これはテント村の村長さんのお言葉です。
テント村に並んだ方からは「人との繋がりが広がるのも楽しみ。」とのご意見もありました。(新聞記事より抜粋)
世界的指揮者、演奏家、出演者が集るセイジ・オザワ 松本フェスティバル。そのテント村も非常に大きな魅力を持った場所のようです。

テント村設営に参加した社員の皆さん、お疲れ様でした。
テント村の皆さん、設営にご尽力いただいたキッセイ文化ホールの皆様、ありがとうございました。


◆補足:セイジ・オザワ 松本フェスティバルについて
旧称サイトウ・キネン・フェスティバル松本。
1992年から毎年8月、9月に長野県松本市で行われる音楽祭。2015年より『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』に名称変更された。
サイトウ・キネン・オーケストラを中心にオペラやコンサートなど多彩な演目が披露される。
サイトウ・キネン・オーケストラは、桐朋学園創立者の一人である斎藤秀雄の没後10年にあたる1984年、斎藤の弟子である小澤征爾と秋山和慶を中心に、国内外で活躍する斎藤の教え子たちが結集し特別編成された『桐朋学園斎藤秀雄メモリアル・オーケストラ』が母体のオーケストラである。
1992年5月に財団法人サイトウ・キネン財団が設立。同年9月に長野県松本市で「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」が開催される。
以後フェスティバルに合わせてオペラ・声楽曲の上演、シンフォニーコンサート、音楽塾を開催する他、東京でもコンサート活動を行っている。