CSR DECLARATION / ACTIVITY
CSR宣言・活動

CSR(企業の社会的責任)宣言

  • 社会に対しての存在意義を「企業理念」にまとめました。
  • CSR経営について「CSR基本方針」にまとめました。
  • 社会的存在である「公器」としての行動規範を「行動指針」に宣言しました。
  • 名は体を表す・・・想いを企業名やロゴ、社員の夢に表現しました。

CSR 基本方針

  1. 社会に生かしていただいている「公器」であることを意識し、会社の体質作りと行動を行う
    CSRの遂行こそ、企業の信頼構築と競争力の向上に繋がると信ずる
    (お客様の評価が当社の利益の源泉であり、不当且つ利己主義的儲け主義を排除する)
  2. 社長直下に自主的内部点検を行う組織を設置する・・・・「内部監査委員会」
  3. 内部監査委員会は、社長と社員代表により構成する(内部通報窓口も兼ねる)
  4. 情報の公開、説明責任を果たす。(悪い情報ほど公開する)
  5. 納品物に対する品質保証と保守サービスを行う
  6. 公正取引の徹底
  7. 顧客情報、個人情報の保護の徹底、管理体制の明確化と整備を維持する
  8. 取引先と一体となって実施する
  9. 行動指針の社内への周知徹底を行う
  10. 経営トップが率先垂範する
  11. コンプライアンス重視の業績管理/評価
  12. CSRを意識した新サービスの開発
  13. 多様な価値観の共存 多種多様なタイプの人間が切磋琢磨し共存できる環境維持
  14. 社員のキャリアアップや家庭の安定を支援する
  15. 持続・継承する体制を構築する

2015年1月
ネクストリンクス株式会社
代表取締役社長 宮川 強

CSR活動

熊本災害ボランティア活動

震災のイメージ画像

「松本と熊本を繋ぐ絆」で人の心に寄り添う支援活動を。

ネクストリンクス株式会社では、熊本地震ボランティアにあたり、実際に顔の見える支援活動、人の心に寄り添う支援活動を行いたいと考えました。
2016年6月、社内公募で希望した社員3名は事前に現地の状況を分析し、何が出来るか必死に考えた上で現地に入ろうとしていました。
ところが、現地到着前から大雨が降り続き、現地ボランティアセンターを窓口とした活動は中止になってしまいました。

そこで、社内に居る知人からのアドバイスでボランティアを探しているところをインターネットで探し、そこと連絡を取り活動を行いました。

「松本と熊本を繋ぐ絆」により活動できたと思います。

活動内容

ボランティア活動は大津町、益城町で行いました。
熊本県は記録的な大雨に見舞われ、被災地にも土砂災害が発生していた中でしたが、
他のボランティアやセンターと連絡をとりながら自分達にできることを探し活動してきました。

1.子ども見守りボランティア

「今は安全だよ」ということを伝えてあげる。

ボランティア活動の様子01

「今は安全だよ」ということを伝えてあげる。

初日の熊本市は大雨警報によりボランティア活動が中止になってしまいましたが、参加できるボランティアを探して、レンタカーで益城町の小学校まで行き、小学生見守りボランティアに参加しました。
大人にできる支援として、例えば・・・

お手伝いを頼むなど、気分転換を図る機会を作る。
子どもの赤ちゃん返りや変化をばかにしない。
同じ話でも、何度でも子どもの話に耳を傾ける。
宿題を見たり、本を読んだり、体操したり。
下校の付き添い。
などなど、様々です。私たちは子ども見守りボランティアに2日間参加しました。
宿題を見たり、本を読んだり、体操をしたり、みんなとても元気!こちらが元気を貰いました。

子供たちに「今は安全だよ」と伝え、安心させることを心がけました。

ボランティア活動の様子02

2日目、神戸から命をテーマに絵を教えている「アトリエ太陽の子」の方々がいらして、"命の一本桜プロジェクト"ワークショップが開催されました。

これは阪神淡路大震災での経験と東日本大震災の発生から子どもたちと命の尊さを願うために始めたプロジェクトで、縦3.2m×横8mの大きな紙に、満開の咲き誇る桜の絵を描くというものです。
今回は1~4年生の子どもたちが参加し、私たちはその補助を行いました。
クレヨンで青々とした大地と力強く根の張った太い幹の桜の木を描き、ピンクの絵の具で手形をペタペタ。
最初はふざけていた子たちも真剣に先生方の言葉に耳を傾け、一生懸命に描いた大きな桜の木。
最後は笑顔があふれていました。

こういった活動も一つの復興支援になることを学びました。

2.みなし仮設住宅への引越作業の手伝い

コミュニケーションが非常に大事。活動3割!コミュニケーション7割!

80代の二人暮らしのご夫妻宅が全壊。みなし仮設住宅である団地への引っ越し作業の手伝いというご依頼を受け、活動しました。梅雨の時期ということもあり、雨が降ったり止んだりと天候に恵まれませんでした。
そんな中でボランティアが張り切ってしまうと、ご夫妻も気を遣って無理をしてしまうので、降雨中は無理をしないことを心がけ、お手伝いをさせていただきました。

休憩時間には、震災当時のお話やご家族のお話などを伺ったり、ボランティアメンバー同士での交流を行うなどして過ごしました。「ボランティアなのだから何かしていなければ‼」と気張ってしまうと依頼した方も気持ちが休まらず、
かえって迷惑になってしまうので、出来ることはできる時間に全力で、あとはコミュニケーションに費やすというまさに、
活動3割!コミュニケーション7割!が良いペースではないかと思いました。

この日は弊社スタッフと他3名のボランティアさんと計6名での活動でした。
ボランティアさんの中にはご自身が阪神淡路大震災で被災した際に、ボランティアさんのお世話になったのをきっかけに、
ボランティア活動を始めたベテランボランティアさんがいらっしゃいました。
その方の手際の良さに、見習うべき事が数多くありました。

3.震災後のお部屋の片付け、清掃作業

こちらの判断で品物を廃棄しない!被災者の方の気持ちに寄り添い、必ず確認する。

一人暮らしの高齢者女性宅の片付け、清掃作業をお手伝いさせていただきました。
地元の方、同世代の異性の方が苦手な方という事で我々に依頼がきました。
世間話等を交えながら作業を進めました。

大事なことは、こちらの勝手な判断で品物を破棄しないという事です。
汚れていたり、壊れている物でも、被災者の方にとっては思い入れのある大切な品物です。
処分をする際にも「これは捨ててもいいですか?」といった言い方はせず、
「これはどうしましょう?大切に残しておきましょうか?」と確認することが大切です。

1日目終了後、ボランティアセンターに直接来られて、翌日も我々にお願いしたいと言っていただき、2日続けて作業しました。
作業中、別のボランティアの方より、ボランティアのために1週間時間を割く会社!
すばらしい!とお褒めの言葉をかけていただき、自分の会社を誇りに思いました。

ボランティア活動を経験して。

高山

活動前は自分にボランティアが務まるのか不安でしたが、ボランティアの方、センターの方、そして被災者の方がとても暖かく接してくれました。
教えていただきながら活動させて頂き、人の役に立てる喜びを感じました。
また、一言にボランティアと言っても色々な形があり、どんな人でも活動できる事が分かりました。
今回の経験を社会貢献活動に活かして行きたいと思います。

岩倉

震災等がある度にいろいろと思いながらも結局なんの行動も起こせずにいたので、今回のボランティア活動支援は好機到来。
できることは何でもしよう!と臨みました。しかし、現状を受け入れ前進している姿を目の当たりにし、逆に元気をもらい、学ばせていただくことばかりでした。
教えていただいた体験談を活かし、次の震災に備える。被害を最小限に抑える。これも私達にできることの一つです。
「防災グッズの準備」「寝場所周辺に鈍器・凶器になりそうなものは置かない」皆さんのご自宅は大丈夫ですか?ぜひ見直す機会を設けてください。

嶋田

ボランティアに参加させていただいて、一番強く感じたことは、思っていても行動は起こさないと始まらないということです。
東日本大震災が起き、あれだけ悲惨な光景を見ていたはずなのに、今回まで何も行動を起こせなかった自分が恥ずかしく、不甲斐なく感じました。
思ってはいても実際行動に起こすことはできていないのが現実です。
今回ありがたいことにこのような機会をいただき、経験させていただいた事で、自分の中で意識が変わったような気がします。

実際にボランティアをしようと現地に足を運んでおられる方は、全国から集まりますが、その中でも以前同じように震災にあわれた方の姿が多かった気がします。
「あの時、私たちが助けてもらったから今度は私が助けに来た」とおっしゃっていた方は、阪神淡路大震災の被害にあわれた方でした。
被災地の子どもたちと遊んでいた時も「他人事だと思った?」と言われ、何も言い返せませんでした。
素直で純粋な子どもたちにそう言われた時に、私は何もできていなかったし、そもそもしようとしていなかったんだと深く反省しました。
実際に被災地の方の力になりたいと思い、現場へ行ってもボランティアを管理する側の人間が少なかったのが印象的です。

また、いまだに町の建物は壊れており、危険な状態のままです。
その中でもボランティアを経験されていた方はテキパキと要領良く行動されており、自分の無力さに肩を落としてばかりでした。
それでも、被災地の方は私たちに何度も感謝の言葉を述べてくださり、励ましに行ったつもりが逆に励まされてしまいました。

家も崩れて余裕もないはずなのに、おもてなしをしてくれようとするご夫婦もおられました。
実際に被災地の方々の力になれたのかは自信がないですが、今回の経験を通じて私たちが積極的にしなくてはならないのは、
社内や周りの方に自分の経験を伝えることだと思っています。
それによって、少しでも被災地の方の力になりたいと感じていただけるよう、みなさんの後押しができたらと思っています。

この度は、多くの方からご協力を賜り、様々な経験ができたこと、深く感謝いたします。ありがとうございました。